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朝目覚めると
「あれ……?」
ヤシンの姿はどこにもなく、テーブルに
『仕事が立て込んでいるので、名残惜しいですが帰ります』
というメモだけが置いてあった。
「…仕事立て込んでるのに、こんな所まで来てるんじゃねぇぞ」
あのヤシンがどうやって運んだのか、俺はきちんとベッドに寝かされていて、下半身にも衣服が着けられていて、恐らく俺の中に出されたであろうものも、綺麗にされていて……。
「俺、なんで目が覚めないんだ!」
不覚不覚不覚!
されたい放題されて、とっとと帰られた!
なんで仕事立て込んでるのに来たんだよ!なんであんなことして、とっとと帰るんだよ!
『大好きです、カバネさん』
なんで俺ドキドキしてんだよ!なんであんなことさせたんだよ、俺!
なんで目覚めた時にあいつがいなくて寂しいんだよ…。
「俺……こんな気持ちは、なんなのか分からない。こんな俺分からない」
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