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舌を絡ませ合った濃厚な口付けをやめると、今度は舌でその肌の味を確かめた。
首筋から鎖骨へと下りていき、肩を滑り指先一つ一つを丹念に舐める。
「は……ん……」
穂高の悶える声とベッドの軋む音だけが部屋に響く。
指を舐め終わると穂高をベッドに寝かせその白い足を自らの肩にかけ口付けた。踝に啄むような口付けをし、内腿に舌を滑らせて少し強く吸う。赤い跡が残ったのを見て久住は満足げに笑んだ。
こんな風に誰かの体に跡をつけるなんて普段はしない。金銭の絡んだ関係なら余計に。
だけど今日はどうしても跡を残したくなった。それも誰にも見えない際どい場所に。
まるで独占しているみたいで気分が良かった。
「も、早く……」
穂高が切なく啼く。見れば穂高の半身は痛いほどに昂ぶりその先からは雫が球のようになって光っていた。
指でその雫を掬うとピクンと震える半身。
見せつけるようにその雫を舐めると穂高の顔が紅潮した。
「随分と可愛い反応をする」
「……意地悪ですね」
慣れている様に見えていた穂高の反応はまるで初めて男を相手にする生娘みたいで、そのギャップに余計興奮を覚えた。
自らの指を舐めて唾液を十分につけると無防備に曝されている穂高の後孔に触れた。
「あっ……」
キュッと窄む後孔の入り口。その周りをゆっくりと円を描いていく。期待するかのようにひくつき始めたそこに指をそっと侵入させる。
熱くなった中に指を一本、じっくり時間をかけて掻き回すように広げる。そうしながらも穂高の隣に横たわり、軽くキスを交わした後に胸の突起を口に含んだ。
突起を吸い上げ、甘噛みをした瞬間、中がキツく締まるのが分かり更に舌で突起を弄び中の指を大きく動かす。
「ひっ……あっ、やっ……」
体をビクビクさせながらシーツを握りしめた穂高。何処に触れても敏感に反応してその度に体を揺らすので彼の息は既に荒くなっていた。
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