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「おい、わかっただろ、俺は男だって言ってんだよ!」
体をねじろうとするが、開いた足の間に大柄な体を入れられてそれはできない。
碧馬がじたばたする様子を見下ろしていた男はにやにやと下卑た笑みを浮かべて、腕から袖を抜き上半身を押さえつけた。
そのまま胸や腹を撫でまわされる。
「おい、何してんだよ」
「※※※※、※※※※※」
何か卑猥なことを言われたのだと口調でわかった。
碧馬の顔から血の気が引いた。
男でも構わないのだ。
気を失いそうになるが、そんな場合じゃない。
大きな手が恐怖に縮こまった性器を掴み、なにか確かめるように握られた。
「やめろ、バカ! 男相手に何してんだよっ」
この男はここで碧馬を凌辱するつもりなのだと悟って、碧馬は本気で怒鳴った。
そこへ声がかかった。
驚いて見上げると、さっきのリュックを持った男がいた。
一体、これは何なんだ。
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