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俺は大丈夫なのか?俺の世界に彼女はいない。
涙が溢れて止まらなかった。なんだ、良い奴なら任せていいとか思ってないくせに。本当は自分が最後まで幸せにしたかったくせに。
好きにならなきゃ、愛さなきゃよかった?
いや、彼女に会わなきゃ、愛さなきゃ世界がこんなにカラフルに見えなかった。
出会えて、良かった。それが答えだった。最後まで愛してあげることはできないけど、助けられてばっかりだったけど、ずっと愛してる。
多分、もうだめだ。
焦って、デートに誘った。無理やりスケジュールにデートの予定を埋め込んだ。
デートの日、苦しくて、早く起きたのになかなか準備が進まなかった。薬を飲んで、ベタに花を買って、彼女の顔を思い浮かべて、笑顔を作った。
こんなに楽しい最後を過ごせるのは俺くらいだろう。
続く
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