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「優理、ずっと愛してる。」
最期にそう言って、人間だった猫は目を閉じた。
「シー...君、いや、」
『真仁、ずっと、ありがとう。』
愛してる。
肌寒い冬の事です。
とある狭い部屋で、人間だった猫と、その主人は、
いえ、愛し合っていた二人は、
暖かいベッドの上で、共に抱き合って目をとじました。
また、どこかで、また、隣に。
END...
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