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「去年の夏にもこのカフェには来ていた気がする。
だが、僕らは変わりなく去年の様に二杯分のコーヒーを半分程減らした所で会話を初めるのだった」
「誰と話してるの……?ゆなち」
「あ、ああ……何でもないから心配しないで。それより変わった事は無いかい?ほら、足が重いとか」
「私?私は元気だよ。ゆなちはどう?」
「元気じゃなきゃこうしてコーヒーを飲んでないよ
。まあ変わった事なら沢山あるけどな」
「沢山?それってどのぐらい沢山?いっぱい?」
「いっぱいいっぱいだよ。この両手に収まりきらないぐらいにねー」
「えーこわーい!私帰るー!」
「何を馬鹿な……四百歳をとうに超えてながら未だ子供の様な君がこわーい!だと?」
「だってこわいもん」
「仕方ない……そんな話しほしいなら話してやるか
」
「まだなんにもいってないよー」
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