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「早く帰ってきて」
朝、ベッドから起き上がれば隣で、もみじくんが無防備に眠っていた。
昨日は遅くまで仕事をしていたみたいで帰ってきたのが遅かったから、きっと疲れているのだろう。と起こさないようにゆっくりとベッドの中から抜け出す。
「おはよう」
眠っているもみじくんに、ひと言。小さな声でそう呟き寝室を出た。
いつも通り、自分の分ともみじくんの分の目玉焼きを作り、冷蔵庫の中に残っていたソーセージを焼いて簡単にお皿に盛る。
ひとりで、朝ご飯を食べ終え、着替えて化粧を済ませる。
もみじくんの分の朝ごはんの横に手紙を置いた。
![image=512113970.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/512113970.jpg?width=800&format=jpg)
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