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12歳
中学生になり自分の部屋で寝るようになってから、8月の夢に異変が起こった。
それは、8月1日の夜だった。
眠りに落ちてすぐに風を切る音と大きな衝撃音が響き、私は驚いて目を開けた。
薄暗い部屋の中で天井が目に入り、近くで事故があったのかと思い、ベッドから起き上がった。
時計に目をやると深夜0時過ぎ。
近くで事故があったのではと、私はベッドから起き窓のカーテンを開けた。
けれど、窓の外は火の気はなく、ただ静かな夜が広がるだけだった。
いつもの夢?
あまりのリアルな音に戸惑いながらも、私はまたベッドに潜り込んだ。
すると、また天井から轟音と風を切る音が聞こえ、次の瞬間激しい衝撃音が部屋中に響き渡った。
そのあまりの音の大きさに脳は振動し耳は耳鳴りが鳴り響き、そのまま気を失ってしまった。
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