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「うぇ~疲れたぁ」
親衛隊の幹部室の机にべったりと張り付いて盛大に溜め息を吐いてみる。
生徒会の大名行列もどきが去ってから、脱力する。
もう毎朝毎朝、面倒なんだよ…。
「生徒会好きのフリお疲れ様、鴣都君」
クスクスと笑って俺にお茶を出してくれたのは生徒会親衛隊副隊長の間沢 穂(マザワ スイ)ちゃん。
女の子みたく可愛いけどちゃんとした男の娘…じゃなかった男の子だよ?
因みに俺と同じ2-A。
S組はこれまた王道的に凄い金持ちと頭の良い奴ばっかで、A組は小金持ちや金持ちでも勉強出来ても親衛隊に入ってる奴とか…。
あとはBからFまであるなあ。
Sクラスだけは教棟自体が別なんだよ…。
ま、それは良かったと思う。S組の生徒会と顔合わせずに済むしね。
本来なら俺だって勉強の特待生な訳だが、ほらこの通り生徒会親衛隊親衛隊長だから。クラスを分けてあるんだよね。余計なトラブルの回避とかで。
え、なに?編入試験で手抜きしたのに何で特待生か?
それは編入試験と特待生の試験は別物な訳よ。お分かり?あーゆーぉk?
因みに親衛隊幹部の子だけ、俺が生徒会嫌いだって知ってる。
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