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第1章 出会い
遥かな昔
12の神々が
海で世界を埋めつくし
陸を浮かべ
緑で地を潤わせ
万物を作った。
それぞれが国をつくり治め、人々の営みを見守り助け
共存していた。
だが、神々は争い、
心を痛めた神々の女王、慈愛妃レティシアは
神々の力を奪い、
それぞれが治めた国に封印した。
「人も神も過ちを犯す。
力持ちすぎることは災いでしかない。
わたくしたちのつぎはきっと人の世に災いが訪れる」
涙を流しながら女王は自らが治める大国
エルディアで深い深い眠りについた。
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