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真奈は呆然とした様子だ。
「大丈夫?どこか痛い?」
「いえ、あの…。いろいろ、初めてで。」
「痛くなかった?」
「はい。少しじんじんします。でも、今度はして欲しい、です。」
貴志はくすっと笑う。
上げていた前髪が崩れて下がってきていたので、それをかきあげつつ、
「光栄だな。」
と笑いかけると、真奈が頬に手を当てた。
「はぅ…ホント、素敵です。」
使い途のない面かと思ったけど、そうでもないな。
貴志は真奈にキスをした。
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