7.僕にしか見せない姿を見せて

2/8

7480人が本棚に入れています
本棚に追加
/154ページ
「何言ってるの。考え過ぎ。今日も、品があるって褒められてたでしょ。成嶋さんや、葵さんは嘘つかないよ。僕も。真奈、僕の判断が信じられない?」 「いえ。ごめんなさい。」 「おいで。真奈が子供なんかじゃないことを証明してあげる。」 貴志は手を繋いで、部屋に入り、そのまま真奈を壁に押し付けた。 「…あ…」 いきなり、舌を絡めて濃厚なキスをする。 口の中を何度も探り、気持ち良さそうなところを探し出して、感じるところをしつこいくらいに舐めた。 「…んっ……」 「真奈、舌出してみて?」 「…は、…っ…」 真っ赤になりながらも素直に差し出された舌が、歯の隙間から見え、こちらを不埒な気持ちにさせる。 「いいね。すごく、色っぽい。」 貴志は、ぺろりと差し出された舌を舐めて、さらに吸い上げる。わざと音を立てると、真奈の身体がびくん、と反応した。 「やっ…、ふ、んんっ…」 「いや?」 唇を襟元から出ている首の付け根から、鎖骨に落とす。壁に押し付けている真奈の両手がぎゅうっと握られた。 「あ…あんっ、こ、こじゃ、や…」 「大人じゃない、なんて言うから。充分大人でしょ。」 真奈の足の間に膝を割入れ、浴衣を割って、下着の上から触る。 両手の空いた真奈がぎゅっと抱きついてきた。 片手で抱きしめて、片手は隘路を探る。下着にも染みている愛液。 「濡れてる。まだ、何にもしてないけどね?」     
/154ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7480人が本棚に入れています
本棚に追加