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もう、いいかな。
「真奈。入れるよ。」
「貴志さん…し、て…?」
指を抜くとその感覚だけでも、感じてしまうようで、は、あんっ…と真奈の唇から温かいため息がこぼれた。
様子を見ながら、少しづつ入れる。
「んっ…う…」
眉根が寄っている。身体も緊張しているようだ。
「真奈、僕を見て。」
「あ…」
ふわっと力が解けたので、身体を少し奥へ少し進める。
真奈が泣きそうな顔で、両手を広げてきた。
貴志はそっと、覆いかぶさると、真奈が抱きついてきた。
「大丈夫?少し苦しいかもよ?」
「いいんですっ…」
「真奈…」
「貴志さん、だいすきです…」
身体を一気に奥に押し進める。
「あぁぁ…っ…は、あっ…」
「入った…よ。真奈の中、すっごくいい。たまんない。」
貴志の囁きに感じて、きゅうっとなるところも。
「動くから。」
真奈を気づかって、ゆるゆると動かす。
「大丈夫?」
「は…い。もっとして、大丈夫、です…」
くすっと笑って、貴志は真奈にキスをした。
「学生でもあるまいし、そんながつがつしなくても、大丈夫。それより、真奈がまたしたいって思ってもらえるようなのがいいな。」
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