7.僕にしか見せない姿を見せて

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もう、いいかな。 「真奈。入れるよ。」 「貴志さん…し、て…?」 指を抜くとその感覚だけでも、感じてしまうようで、は、あんっ…と真奈の唇から温かいため息がこぼれた。 様子を見ながら、少しづつ入れる。 「んっ…う…」 眉根が寄っている。身体も緊張しているようだ。 「真奈、僕を見て。」 「あ…」 ふわっと力が解けたので、身体を少し奥へ少し進める。 真奈が泣きそうな顔で、両手を広げてきた。 貴志はそっと、覆いかぶさると、真奈が抱きついてきた。 「大丈夫?少し苦しいかもよ?」 「いいんですっ…」 「真奈…」 「貴志さん、だいすきです…」 身体を一気に奥に押し進める。 「あぁぁ…っ…は、あっ…」 「入った…よ。真奈の中、すっごくいい。たまんない。」 貴志の囁きに感じて、きゅうっとなるところも。 「動くから。」 真奈を気づかって、ゆるゆると動かす。 「大丈夫?」 「は…い。もっとして、大丈夫、です…」 くすっと笑って、貴志は真奈にキスをした。 「学生でもあるまいし、そんながつがつしなくても、大丈夫。それより、真奈がまたしたいって思ってもらえるようなのがいいな。」     
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