7481人が本棚に入れています
本棚に追加
/154ページ
カチャ、と葵のパンツスーツのベルトが外された。
「や、いや…ダメ…」
「しー、声出したら聞こえる。」
「お願いっ…」
葵のお願いなど、全く無視して、炯はうっとりとした顔を向けてくる。
「なぁ、葵、お前、今どれだけ色っぽい顔してるか、分かるか?」
それどころではない。
葵は必死で首を横に振る。
「絶対、声出すなよ。」
「…!っ…。」
葵は思わず、口元を手で覆った。
しゃがんだ炯が、葵のパンツスーツを膝まで下げ、ストッキングもパンティも下げてしまい、秘芯をいきなり、舐めたから。
「ん…っ、…う…」
「すごく、濡れてる。」
音は出せないから、と言われて、でも、舌だけで責められるのは…。
気持ち、良すぎかもっ…。
「っは、…ぅんっ…」
中は、だ…め…。
指でもなく、炯自身でもない。
舌で、というのは柔らかくて気持ちいいような、もどかしいような。
そのくせ、快感に直接触れられると、身体は、びくんとしてしまう。
もともと、葵の気持ちいいところなど、炯には全部把握されているのだ。
その様子を下から仰ぎ見られるのは、少し倒錯的な快感。
軽く、内腿を噛まれて、思わず、声が漏れそうになる。
葵が自然に足を閉じそうになったところで、くすりと笑った炯に片足を肩にかけられてしまった。
最初のコメントを投稿しよう!