番外3:葵ちゃんのにのにぶんのに

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そうされてしまうと、身体をよじったくらいでは、逃げることは出来ない。 「炯さんっ…や…」 「気持ち良さそう。もっといやって言ってみな?」 入口付近の、とても気持ちの良いところを重点的に舐められてしまって、もう、いいのか、いやなのか、良く分からない。 「い…っちゃう…っ...。あ、炯さぁんっ…」 「イけよ。」 「…っ!……ふ…ぁんっ」 押し上げられて、目の前が真っ白になる。身体がびく、びくんっ、と跳ねて 葵は、がくっと力が抜けた。 それを炯が抱き留めてくれる。 や…てか、イってる場合ではないんだけど…。 「気持ち良さそうだったな?」 「は…い。」 「で、勝手に…?」 そうでした。そこですよね…? 葵が立っていられない、と言うと、炯は会議室の椅子に葵を連れていき、自分の膝の上に、葵を乗せてしまった。 「え…っと、この体勢、なんですか?」 「早く、話せよ?榊原に、やってると思われるぞ。」 やだやだっ!!無理!そんなこと、絶対想像されたくないよ!! 「誤解したんです!炯さんが、この前、忍ちゃん、と、言うので女性かと思って。」 「ま、そんなとこかな、とは思ったけどな。他にもあるだろ。」 「もう…っ、炯さんと、お仕事することは…ないんですね…」 「そうだな。一緒の支店とか、部下としてってのは、多分ないな。」     
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