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そうされてしまうと、身体をよじったくらいでは、逃げることは出来ない。
「炯さんっ…や…」
「気持ち良さそう。もっといやって言ってみな?」
入口付近の、とても気持ちの良いところを重点的に舐められてしまって、もう、いいのか、いやなのか、良く分からない。
「い…っちゃう…っ...。あ、炯さぁんっ…」
「イけよ。」
「…っ!……ふ…ぁんっ」
押し上げられて、目の前が真っ白になる。身体がびく、びくんっ、と跳ねて
葵は、がくっと力が抜けた。
それを炯が抱き留めてくれる。
や…てか、イってる場合ではないんだけど…。
「気持ち良さそうだったな?」
「は…い。」
「で、勝手に…?」
そうでした。そこですよね…?
葵が立っていられない、と言うと、炯は会議室の椅子に葵を連れていき、自分の膝の上に、葵を乗せてしまった。
「え…っと、この体勢、なんですか?」
「早く、話せよ?榊原に、やってると思われるぞ。」
やだやだっ!!無理!そんなこと、絶対想像されたくないよ!!
「誤解したんです!炯さんが、この前、忍ちゃん、と、言うので女性かと思って。」
「ま、そんなとこかな、とは思ったけどな。他にもあるだろ。」
「もう…っ、炯さんと、お仕事することは…ないんですね…」
「そうだな。一緒の支店とか、部下としてってのは、多分ないな。」
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