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「それはぼくにもわかりません」
しかし、とルケルケ・7・トーは言った。
「おそらく、地球の環境に原因があるのではと考えられます」
「それはおれにも想像がつく。問題はこいつをどうするか、だ」
地球ではマンションのベランダで植物を育てる習慣がある、ときいて、やってみた結果がこれだった。こんなことなら地球の植物にすべきだったが、育てた経験のある馴染み深い母星の植物のほうがいいだろうと種をまいてみたのだ。まさか動きだすとは想像していなかった。
「どうするっていわれても……」
ルケルケ・7・トーは戸惑うしかない。チューリップのような花はバスケットボールほどの大きさで、一文字に裂けた花びらはケラケラと笑い牙がのぞいていた。
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