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足をガクガクさせながら椅子に戻る
椅子に座る拍子に肘が机の上の荷物にぶつかりガラガラ崩れる
「ギャッ」
見張りの男は驚いて飛び上がる
恐る恐る周りを見渡している
アリサさんもそうだが、ファンタジーで幽霊が怖いってどゆことと考える
部屋には木の箱が幾つかと縛られ繋がれた男たちがいる
幾つかの木の箱からは厚地の綺麗な毛織物が飛び出している
樽も幾つか置いてある、メイプルシロップの甘い香りがする
これが密輸品かと
捕虜の人達はやせ細り抵抗する意思も削がれているようである
証拠は掴んだので部屋を出るとする
木の扉を開けるとキーっと音が鳴る
見張りの男はビクっと体を震わせて恐々とこちらに顔を向ける
顔色が青を通り越して白くなっている、死人のような顔色である
扉を閉めずに部屋を後にする
いったん宿に戻るとアリサさんが待っていた
ベランダから教会の桟橋が見える事を確認してから食事に行くことにした
ゴーレムを使った遠隔監視システムを考えるのも面白いかなと考える
アリサさんチェックの海戦パスタ屋に行くとする
「カール王子様と話をして騎士団を借りれる手はずになってるわ」
「領主もカール王子様の好きにやっていいと言っていたわ」
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