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最初は、何かしら疑われるんじゃないかと戦々恐々していた。
ユウヒちゃんの遺骨を見付けた状況が全く以て説明出来ないんだ。仕方が無いと思っていた。
…けれど不思議な事に、僕は何も疑われる事無く、
それどころかユウヒちゃんのお母さん、お父さんには、ヒーローか何かと同じ扱いを受けた。
…呪いは、東京に帰った後も、
日々忙しい業務をこなし、そんな中で恋人が出来、婚約をして、明日、結婚式を迎える今になっても、しっかりと残っている。
…きっと僕は、忘れる事は無いだろう。
あの夏の事を。
ユウヒちゃんとの…初恋の女の子との、淡い淡い、夏の事を。
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