~魔眼野郎!~

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3人がゲートを通って移動してくると、魔神との戦争の爪痕なのか、辺りは更地になっていて、そこにポツンと1人の男が嵐達に背を向けて立っていた。 「?……チッ、野郎かよ」 嵐達の存在に気付いて振り返ると、最初は満面の笑みだったのが、来たのが男であると気付くなり真顔になって舌打ちをする。 嵐「うっわ、本当に男には愛想良くしねぇな」 奏「そういう奴なんだよ。えーっと…名前なんだったか……」 太陽「あ、名前とか興味無いし、別に思い出さなくていいよ?どうせここで殺すし」 「あぁ?誰が誰を殺すって?」 嵐「あ?聞こえなかったか?俺達がお前を殺すって言ったんだよ。それとも、ハーレムを作る事しか頭にない変態のクソ野郎には、一生女と関われないようにあの世に送ってやるって言った方が分かりやすいか?」 太陽「それとも、手始めにこの世界でハーレムを作ろうとした事を後悔させてやるとか言った方が良い?」 奏「2人ともめちゃくちゃ生き生きしてんな…」 「舐めてんじゃねぇぞ!俺は最強の能力者だ!てめぇらなんかには負けねぇ!死ぬのはてめぇらだ!」 嵐「奏、この世界でお前の能力はどこまで使える?」 奏「『全の魔眼』、『幻想再現』、『完全再現』だけだな。『絶対勝利の呪い』は俺の世界の、世界の意思が与えた能力で、この世界では発動しない。『なりきり』は諸事情(暇人の極みが面倒くさがった事www)により使用不可だ」 嵐「後でうちの作者ぶっ飛ばしとく」 奏「とりあえず眼が関係する能力なら何でも出来るが、何かご所望の能力はあるか?絶対勝利の能力が無い今、素の戦闘能力なら2人の方が上だろうし、俺はサポートに回るが」 嵐「じゃあ………………で頼む」 奏「りょーかい。隙を見てぶっ込む」 太陽「じゃあ始めようか、嵐。奏は準備出来るまでミスデ〇レクションの能力でも完全再現して隠れてて」 奏「そのつもりだ。俺の世界の問題児を押し付けるみたいで申し訳ないが、頼むぜ」 嵐、太陽「いいってことよ!」ダッ! バァンッ! 奏「おわっ!?……ま、マジかよあの2人…。身体能力を強化する魔法も使わず、素の身体能力で地面を陥没させやがった…」
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