~魔眼野郎!~

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嵐「分かった。太陽、俺はこっちを片付けるからお前はこの女の子を頼む」 太陽「分かった。村まで案内してくれる?」 女の子「はい!ありがとうございます!村はこっちです!」 そう言って女の子は太陽を連れて来た方に走って行った。 「ま、待て!その女は俺の!」 嵐「おっと、お前の相手は俺だぜ?」 太陽が女の子と去る所を追おうとするが、そこに嵐が割って入ってくる。 「退け!あの女は俺の物だ!」 そう言って拳を構えて嵐です殴り掛かる。 そして嵐はそれを避けようとするが、絶対攻撃の能力のせいなのか体がピクリとも動かず、顔面に王道勇者(屑)の拳を食らう。 「はっ、雑魚が!(ガシッ)んなっ!?」 しかし、殴られたはずの嵐は、何事も無かったかのように殴ってきた手を掴んで拳を退かす。 嵐「俺が攻撃だけの脳筋に見えたか?防御もけっこう硬いんだわ」グッ!ボキッ!ブチッ! ボトッ 「!?あ…あぁ……ア゛ァ゛アァ゛アァァ゛ァァ!!!!!?????」 嵐「手首を千切ったくれぇでギャーギャーうるせぇな。おーい奏ー、こっちはもう大丈夫だぞー」 そう言って奏に声を掛けると、気配を消していた奏が嵐の隣に姿を現す。 奏「『幻想再現』!『万〇鏡写〇眼』!(ギンッ!)」 嵐「さっき言った通り、夢の大ハーレムを作って女を奴隷にしたものの、女の性欲が強過ぎて干からびるまで絞り取られるって内容の幻術を、幻術の中で死ぬまでな。幻想再現は幻術の中で死んで幻術が解けた時、それが現実でも起こってて、死ぬ寸前だったって思わせて、女性恐怖症を魂にまで刻み込んでやれ。輪廻転生で記憶とかがリセットされても、魂に刻まれたトラウマはリセットされないからな」 奏「殺すより生かして地獄を味わせて、来世でもそうならないように手を打つなんて、鬼畜の見本みたいな奴だな」 嵐「へいへい奏さんよwww俺が鬼畜なんて勘弁してくれよwww真の鬼畜ってのは、神の羽根をミリミリ毟る人とか、お嬢様を思いっきり引っぱたいて起こす執事とか、perfectな自分大好きな人みたいな事を言うんだぜ?www俺はまだ優しいぜwww」 奏「それ全部同じ人の所のキャラ!www確かに鬼畜だけどwwwあれぞ鬼畜の鑑だけどwww」 嵐「だろ?www」
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