~魔眼野郎!~

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2人がそうこう話していると、太陽が2人の所に戻ってきた。 太陽「終わったー?」 嵐「ぉう、終わったぜ」 奏「とりあえずパッと思い付いた女の子を幻想再現してみたけど、上手く引っかかってくれたな」 嵐「アニメキャラでも出されたらどうしようかと思ったぜ」 太陽「普通にどこにでも居る女の子で良かったよ(笑)」 奏「俺がこっちに来る時、最後に街で見た普通の女の子だからなwしかしまぁ、普通に攻撃したんじゃ意味無いからって、よく女の子を囮にして能力を封じる方法なんて思い付いたな」 嵐「へ?能力封じなんてこれっぽっちも考えてねぇよ?」 奏「へ?じゃあなんの為に?」 嵐「振られて俺達に助けを求めたら、多少なりとも傷付くだろうし、その後に夢の大ハーレムが実現した幻術を見せられて有頂天になった所で地獄に落とす為だよ?」 奏、太陽「鬼畜!」 嵐「うるせwその方が面白いだろwwwそれよか、奏の用はこれで終わりか?」 奏「ん?あぁ、終わりだぜ♪もうそろそろ帰らねぇとな。家族を待たしてるし」 嵐「そっか。じゃあ、短い間だったけど楽しかったよ」 太陽「僕は特に話してないし、言う事無いかなー(笑)」 奏「そりゃそうだwじゃあ、俺の世界の事で迷惑かけたし、2人は特訓が好きみたいだからな。お礼にコイツをやるよ♪『幻想再現』」 幻想再現の能力を発動するも、奏の手の上に黒と白のリストバンドが現れる。 嵐、太陽「リストバンド?」 奏「黒が嵐、白が太陽のだ。それぞれに、重力倍加と魔力拡散の能力が付いてる。重力倍加は、リストバンドを身に付けた状態で魔力を流すと、所持している人の全身に重力が倍加していって、流しながらどれだけ重力を有効にするかを考えると重力の上限が決まる。流す量を一定にしないと、どんな奴でも問答無用で地面に叩き付けられるから気を付けろ。魔力拡散は、リストバンドを身に付けてる人が流している魔力を約半分位の魔力を拡散させる」 嵐「へぇー、こりゃ良いや」 太陽「一定ってどのくらい?」 奏「俺の住む世界とこの世界とじゃ、魔法に使う魔力量も違うだろうし、俺の感覚は当てにならないと思う。まぁ2人なら体も頑丈だし、何回か叩き付けられても大丈夫だろうから、感覚は自分で掴んでかれ」 太陽「分かった」 嵐「サンキューな。良い土産を貰った」
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