5220人が本棚に入れています
本棚に追加
/731ページ
アリナ「あ、もしかしてコレ?直火で焼いてたし、煙もけっこう出てたから」
そう言って脂が跳ねるジューシーそうな肉の塊をアピールするアリナ。
嵐「あー、たぶんそれだな」
アヤナ「学園の屋上で何をしてるのよ!」
アリナ「私にお昼を食べるなって言いたいんですか!?コレしか食べる物が無かったんですよ!?指名の依頼終わりで疲れてる弟子に何も食べるなって、そんなのあんまりです!」
アヤナ「そうは言ってないわよ!食べるなら方法を考えなさいって言ってるの!」
アリナ「学園の屋上で焼く以外の調理法がありますか!?」
嵐「はいはい、そこまで。師弟の口喧嘩とか良いから、アリナは早く飯食っちまえ。あと、肉だけだと栄養バランス偏るから野菜も少しは食え」
そう言って結愛から貰った弁当に入ってた茹でた野菜を弁当箱の蓋に乗せてアリナに渡す。
アリナ「あ、ありがとう」
嵐「アヤナはアヤナで、学園のトップに立つ人間として、学園内では例え弟子が相手でも感情的になるな。そんなに頭ごなしに怒鳴ってる姿を他の生徒が見たら、思春期のガキ共は不安に思うか、余計に反発してくんぞ」
カヤ「なぜそういう事をしてはダメなのか、ちゃんと理由を説明して、他の方法を考えるように優しくも厳しく、しっかりと教えなければなりませんわよ?」
アヤナ「わ、悪かったわね」
大翔「それはそうと、何で皆さんがこの学園にいらっしゃってるんですか!学園長先生も、知ってるなら俺にくらい話しといてくださいよ!生徒からいきなり、屋上から変なおじさんが落ちてきてどこかに走って行ったって聞いた時は何事かと思ったんですから!」
アヤナ「は、はい…」
太陽「あ、ちなみにその変なおじさんってフレイの事だからね?嵐が蹴り落とした」
大翔「嵐さん!?何してるんですか!?」
嵐「ゲロ吐きそうだったから、他で吐いてこいって言って落としたwww」
大翔「笑えないですから!」
フレイ「そうか?昔と比べたらイジりが酷いけど、少し酷いくらいで昔と大差ねぇぞ?むしろ落とす気で落とさないで居られる方が怖ぇ」
大翔「そういう問題じゃないんですよ!いい歳した大人の集団が学生が集まる場で問題を起こさないでほしいと言ってるんですよ!」
最初のコメントを投稿しよう!