~日常~

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嵐「紹介しないとダメ?」 「当たり前だろ!?」 嵐「じゃあ、アル」 アル「は、はい!?」 嵐「このクソオヤジが誰だか当ててみろ。当たったらちゃんと紹介してやる」 アル「えぇ!?」 「知ってるわけねぇだろ!?」 アル「えっと…嵐先生が連れて来た人で、当ててみろって僕を指名するって事は、嵐先生の仲間で英雄の1人……ローブ持ちじゃない英雄と言えば……………勝也様!」 嵐「おぉ!流石はアル!」 勝也「マジでか!お前、俺まで知ってるなんてすげぇな!」 アル「あ、ありがとうございます!」 嵐「って事で、コイツは勝也だ。何十年と経ってもローブ持ちになれない奴だが、暇な奴がコイツしか居なかったから仕方なくコイツを用意した」 勝也「他の奴が忙しいからって泣いて頼んできたのはテメェだろ!」 嵐「あぁ!?誰が泣いて頼んだって!?テメェこそ泣かせんぞ!?」 勝也「上等じゃねぇか!昔の俺とは違うって所を見せてやんよ!」 嵐「おぉ、掛かって来いや!」 バシッ! 嵐、勝也「痛ってー!」 カヤ「いい歳した大人が生徒達の前で何をしてますの!授業をしないのであれば勝也さんはお帰りくださいませ!」 勝也「わ、悪かった…」 嵐「怒られてやんのーwww」 カヤ「嵐様も、あまり調子に乗るのであればクリナ様に報告しますわよ?」 嵐「誠に申し訳ございませんでした。真面目に授業しますのでそれだけは御容赦ください」 カヤ「でしたら早く授業を進めてくださいまし!」 嵐「はい!って事で授業を始めるぞ!まず、雷帝にはある程度の体術が出来る奴を見てもらう。『無の体極』には体術がほとんど出来ない奴を見てもらって、基本的な事を1から教えてもらう。勝也には武器を使った近接戦闘を教えてもらう。各講師に面倒を見る奴の名前を教えてあるから、呼ばれた奴はその講師の所で授業を受けるように」 勝也「お前とカヤは何すんの?」 嵐「俺は体極の所が人数多いし、1人じゃ大変そうだからそこを手伝う。カヤは他のサポートだ」 勝也「オッケー。とりあえず面倒見るガキ共を集めるか」 そう言うと懐からメモを取り出して、そこに書かれている生徒を呼んで授業を始める。
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