~嵐とラン~

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アル「これからも僕達に色々と教えてください」 カヤ「私も教師としてはまだまだですので、共に成長していきましょう。卒業する時、立派に成長された背中を見送れる事を楽しみにしてますわ」 アル「はい!あ、そうだ、嵐先生。1つお聞きして良いですか?」 嵐「なんだー?」 アル「嵐先生もゾーンの感覚で苦労したって仰ってましたけど、覚えるって言うか、思い出すためのコツとかってないですか?」 嵐「コツ?そんなの簡単だよ」 アル「それって嵐先生からしたら簡単、じゃないんですか?」 嵐「そうでもねぇよ?ゾーンの感覚を覚えたい、思い出したいなら、ゾーンに入れた時と同じ状況に身を置く事だ。生きるか死ぬかの緊張感の中で集中力を高める、それだけだ。ミルの所はあくまで道場だし、道場は生き死にを覚える場所じゃないから、今のままだと少し苦労するかもな。ちゃんとした環境で覚えたいなら、道場の師範としてのミルじゃなくて、『無の体極』としてのミルに稽古を頼んでみたらどうだ?じゃなかったらアルには、昔と比べたら多少は立派になったと言える師匠が居るだろ」 アル「雷帝、ランポ様ですか?」 嵐「そうそう。だいたいは暇な奴だし、連絡すりゃ稽古くらい付き合ってくれんだろ。連絡すんのが面倒なら、アイツの家に直接行って「特訓に付き合え!」っていきなり殴りかかって来いwww」 アル「そんな事しませんから!普通に念話で頼んでみます」 嵐「なんだよ、面白くねぇなw」 クリナ「まぁアルくんがそれをやったとしても、すぐに嵐がやらせたってバレそうだけどね(笑)」 嵐「だろうなwけど、それを分かっていながらも思わず本気で組み伏せたりするのがランポだw」 クリナ「突然の出来事に対する冷静さが少し欠けてるよね。不意の攻撃を貰うとすぐに慌てちゃうし」 嵐「そうなんだよなー。そういう所が直れば、素直に立派になったって褒めれるんだけど」 クリナ「嵐がランポくんを褒める…?(笑)」 嵐「今まで褒めた事が無いみたいに言わないでもらえます?w」 クリナ「そんな事あった?(笑)」 嵐「砂鉄が絶対切断の対策になるんじゃないかって言い出した時はべた褒めしましたが?w」 結愛「え、絶対切断なのに対策されちゃうの?」
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