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結愛達が大事な日の事を話している頃、ランは謎の協力者と話をしていた。 「おいラン」 ラン「なに?」 「約2ヶ月後、アイツのかつての仲間が集まるらしいぞ。もしかしたら同年代の仲間だけじゃなくて、かつての戦争で一緒に戦った連中も来るかもな」 ラン「なんだって!?なんでそんな事が!」 「何か大切な用事があるらしくてその為に集めるらしい。どんな用事かは知らないが、アイツの仲間全員となると、同年代だけでも10人は軽く居る。そこに他の連中もとなると、何人になるかは分からないが、お前の望む、アイツの大切な物を全て奪う事を現実にするなら絶好のチャンスだと思うが?」 ラン「で、でもまだ具体的にどうするかを決めてないし、そんな急に言われても…」 「時間は2ヶ月もある。その間に準備をすれば良いだろ?俺も出来る限りの事はしてやる」 ラン「そ、そうだね。今日明日の事じゃない。2ヶ月もあるし、何とかなるよね」 「その通りだ。さて、まずは人数だ。俺達はまだ2人しか居ない。そんな俺達に力を貸してくれる奴を探そう。俺達と同じ目的を持つ奴に限定してな」 ラン「ぅん。とりあえずカルナ教国は何とかなると思う」 「そうだな。カルナはアイツが学生の時の魔闘祭でドーピングを見抜かれて、その後の数年は魔闘祭に出場する権利を剥奪された恨みがあるからな。アイツの名を出して、何か悪評でも吹き込めば兵を動かせるだろう」 ラン「そうだ。僕はアイツに色々と悪い事を言われてかつての帝王に見放されたんだ…。僕も同じようにアイツの事を悪く言って評判を落とし、同じ気持ちを味あわせてやる。今まではアイツの力を恐れて何も出来なかっただろうけど、今のカルナには僕が居る」 (クククッ…勇者擬きだとか偽善者だとか、色々と酷ぇ呼ばれ方をしてるみたいだが、それもあながち間違いじゃないな…。自分の復讐の駒になるなら、国がやってるドーピングの件を無視するとは。……ま、それもこれも全部、アイツがカルナの評価を落とした、アイツが全て悪いんだっていう風に俺が説明したんだけどな)
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