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嵐「また面倒な事したのか!?」
シリア「いつも面倒な事するのは君でしょ!?どれだけ僕達の頭を抱えさせたと思ってるの!?」
嵐「それについては知らん!俺は俺の大事なモノの為に全力を尽くしただけだ!その結果誰かが頭を抱えようが知ったこっちゃねぇ!」
シリア「結果的に目的は果たせてるから問題は無かったけど、あの時は本当にどうしようかって3秒は悩んだんだからね!?」
嵐「あの状況でよく3秒も悩んでられたなw本当は余裕だったんじゃねぇの?w」
シリア「それだけどうしようかと思ったの!全力を出せない魔族に扮した天使を相手に竜と獣の集団を出してくるとかどうかしてるよ!」
勝也「落ち着けって2人とも!」
彩乃「昔の済んだ事を言い合うほどお互い子供じゃないでしょ?」
嵐「いや、本気で言い合いとかしてねぇよ?」
シリア「嵐くんがふざけるから僕も乗ってみただけだよ?」
勝也「昔の事を言い合うよりタチの悪い子供だった!」
シリア「見た目は子供!頭脳は君達より何兆倍も大人!その名は世界神シリア!」
彩乃「中身も子供よ!」
シリア「あ、セラだ!おかえりー」
4人がふざけてると、シリアの隣にセラことセラフィムが転移してきた。
セラフィム「ただいま戻りました、シリア様。嵐様方もいらっしゃってましたか」
嵐「あぁ、邪魔してるぜ。さっそくだが、調査結果を聞いてもいいか?」
セラフィム「はい。嵐様方の予想通り、あの方は我々が対応しきれなかった空間の繋ぎ目を通り、地球からリスクラへ来てしまっているようです。所在までは調べきれておりませんが、現在ほかの者に調べさせ、私はその事だけでもご報告をと」
シリア「そっか、ありがとうセラ」
嵐「どこで繋げられた空間からリスクラに来たか、それは分かるか?」
セラフィム「セント王国の端にある山中に繋げられた空間から出た痕跡がありました。リスクラ時間で計算すると数時間前、地球時間でおおよそ一週間前になります」
嵐「……リスクラ時間で数時間前…?」
シリア「そのタイミングで空間を繋げたのって…」
勝也、彩乃「???」
嵐「シリア!悪いが帰る!行くぞ2人とも!」シュッ!
何かに気付いた嵐は魔糸を2人に繋ぎながらゲート開き、2人を強引に引っ張って大急ぎでリスクラに戻った。
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