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セント王国・王城近くの街
太陽「…絶対わざとだよね」
嵐「なんの事やらwww」
太陽「はぁ…」
雅「こんな街中に太陽の家があんのか?」
太陽「嵐に任せた僕がバカだった。お兄ちゃん、行こう」ポンッ
そう言って雅の肩に手を置く太陽。
雅「どk(シュンッ!)」
嵐「あ!あんにゃろ、やりやがったなw」
転移で城まで飛んだ太陽の魔力を追ってすぐに嵐もゲートを繋ぎ直して王城へ向かった。
王城・太陽の書斎
嵐「おい太陽wやってくれたなwつーか何でここに来たんだよwもっと良いとこあったろwww」
太陽「ここ以外の所に飛ぶわけないでしょ。やる事だってあるのに」
嵐「どうせ案内するんだから変わんねぇだろw」
太陽「うるさい。僕はお兄ちゃんの事でやる事があるから暫くここに引きこもる。それに、元はと言えば嵐が言い出した事なんだから案内は嵐がしてよね。案内が終わって一通りの反応を見せたら戻って来て良いよ。その時までに部屋も用意しとく」
嵐「へいへいwんじゃ雅さん、行きましょうか」
雅「ぉう、案内頼むぜ!」
そう言って2人は書斎を出ようとした。
しかし、書斎の扉を開けてすぐに雅の足が止まった。
扉の先には広々とした廊下があり、その廊下は左右で数十メートルも先まで伸びており、あまりの広さに驚いて足が止まった。
太陽「お兄ちゃん、この部屋でそういう反応は良いから早く行ってきて」
雅「は、はい…」
廊下
雅「おい嵐坊!これどういう事だ!?あいつそんなに良い仕事してんのか!?もしくはヤバい仕事か!?」
嵐「んー…デスクワークが基本なんで、俺とか雅さんの感覚で言えば仕事内容は最低最悪じゃないですか?しかも地球と違ってパソコンなんて無いんで書類関係は全て手書きですし」
雅「俺なら5分で発狂する」
嵐「まぁどんな仕事かっていうのは今から行く場所で分かりますよ」
そして嵐は迷うことなくスタスタと歩き、雅もそれに着いて行く。
そして一際大きく立派な扉の前で足を止め、その扉をドーンッと思いっきり押し開ける。
雅「見るからに高そうな扉だぞ!?」
嵐「太陽の所有物なんで大丈夫っすw壊れても魔法ですぐ直せますしwそしてここが最初に見てほしかった部屋です」
雅「……なんつーか…めっちゃファンタジーだな。ドラ〇エの王様が居る部屋みてぇ」
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