~帰郷~

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雅「え、けっきょくこれって凄いの?普通なの?」 遥「嵐くんや他の仲間達からしたら全然大した事ないですけど、世間一般ではめちゃくちゃ凄いです」 雅「へぇー。ギルドって依頼とか受けて、それを達成したら金貰える所だろ?それで一般的考えたら凄い力があるなら、自分で食う分くらいは稼げんだろ」 遥「分かってませんね、総長」 雅「何が?」 遥「依頼の報酬というのは、初等部や中等部の子達がお小遣い稼ぎをするような額から、一般人なら一生遊んで暮らせる程の額が設定されてるんです。そして依頼はランク分けがされていて、ランクが高くなればなるほどに命懸けなんです」 嵐「地球風に言い換えると、ガキが家の手伝いをして親に小遣い貰うような依頼から、世界一のマフィアの所にスッポンポンで単身乗り込んで掠り傷すら負わずに一人残らず始末してこいって言われるような依頼があるって感じです」 雅「家の手伝いはともかく、マフィアの所にスッポンポンってのは盛りすぎだろ(笑)」 遥「例えがおかしいですけど、やる事としては本当にそんな感じの物もありますよ?まぁこっちはマフィアじゃなくてモンスター相手ですけどね」 雅「そんなの誰がやるんだよ」 遥「嵐くんはやりますよ?そういうイカれた依頼は高ランクに設定されるので受けられる人が限られてくるんです」 雅「スッポンポンで突っ込むのか!?」 嵐「スッポンポンは流石に無いっすよwwwそれは物の例えであって、ちゃんと服は着て行きますwww」 雅「え、服だけ?鎧とか盾とかの防具は?」 嵐「モンスター相手なら装備は要らないっすね。魔力だけで十分です」 雅「そっか、魔法で遠距離攻撃が出来んのか。モ〇ハンでも遠距離武器なら防具の防御力低いしな」 嵐「俺はバチバチの近接戦闘ですよ?攻撃手段に魔法はあんま使わないっす」 雅「じゃあどうやって戦うの!?」 嵐「魔力は武〇色の覇気みたいにも使えるんすよ」 雅「マジで!?大猿〇銃とか使えんの!?」 嵐「それはゴムじゃないんで無理ですねwでも武器に纏わせる事は出来るんで、海賊狩りの真似ならできますよ?」 雅「俺の武器は刀で決まりだな!」 嵐「まぁその辺は後でやるとして、今は属性とかも調べちゃいましょうか」 それから雅は魔力量を調べて680万という結果になり、属性は炎、雷、光の3属性で、やはり兄弟というべきなのか、得意属性は光属性だった。
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