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遥「ちなみに現在の世界最強は目の前の子ですよ」
雅「それは嘘だろ(笑)」
嵐「はい、嘘です」
遥「世界を救った英雄様が何をおっしゃいますか」
雅「世界を救った英雄?」
嵐「嘘ですね。僕は世界を救った覚えなんてありません」
遥「総長、太陽くんに聞いてみてください」
雅「ってかさ、その総長ってのやめてくんね?(笑)もうチームは関係ねぇんだしさ」
遥「えー、私にとって総長は総長ですもん」
雅「普通に名前で呼んでくれよ」
遥「そこまで言うなら…」
雅「そんで、嵐坊が世界を救った英雄ってのはどういう事なんだ?すげぇ気になるんだけど」
嵐「ですから、俺は世界を救った覚えなんてないですよ」
遥「じゃあ皆とバカやる為の日常を守ろうとしたら、ついでに世界を救っちゃったってのは?」
嵐「それは否定しない」
雅「結局は世界救ってんの!?」
嵐「だーかーらー!世界を救ったつもりなんて欠片もないんですよ!」
遥「まぁあの戦争で一番の功績を残したのは嵐くんって事に変わりはないんだけどね?誰よりも魔族を倒して、ラスボスの魔神を倒したのも嵐くんだし」
嵐「はいそこ!余計な事は言わない!」
遥「事実を言って何が悪いのよ!」
嵐「俺は英雄なんて柄じゃねぇ!そういうのは全部太陽にくれてやるわ!」
遥「今さら何言ってんのよ!」
嵐「遥さんこそ何十年も昔の事を今さら掘り返すな!めちゃくちゃ恥ずかしいだろうが!」
遥「そうやって恥ずかしがってる嵐くんを見るためよ!」
嵐「いい性格してんな!?」
遥「そりゃ私だもの!」
嵐「もう帰る!」
遥「それはダメ!まだ総長…じゃなくて雅さんのギルカ渡してない!」
嵐「さっさと寄越せ!」
遥「もうちょっと嵐くんと話したいから渡さないわ!」
嵐「後で取りに来させるから帰る!」
遥「えぇー!」
嵐、雅「ガキかよ」
遥「雅さんまで言いますか!?ギルカ渡しませんよ!?」
雅「貰えないとなんか不便なの?」
嵐「依頼が受けらんないっす」
雅「さっさと寄越せ!」
遥「もうちょっとしたら出来るんで待って下さい!」
雅「まだ出来てねぇのかよ!」
遥「そんなすぐに出来るわけないじゃないですか」
雅「急に真顔!?」
嵐「とりあえずお茶でも飲んでのんびりしますか」
遥「よろしくー」
雅「お前の部屋で何で嵐坊がお茶入れんだよ」
遥「嵐くんの入れたお茶の方が美味しいんですもん」
雅「…そりゃそうか」
遥「うわっ、納得されるとショック!」
嵐「まぁまぁwどうぞ、雅さん」
雅「サンキュー」
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