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嵐「王族直下の貴族ってのは、この国で王族の次に権力のある貴族の事です。4大貴族なんて呼び方もしますね」
雅「そんなすげぇ人と結婚したのかー」
遥「軽く言ってますけど、本当に凄い事なんですよ?嵐くんや太陽くんは、世界を救った英雄ですけど、身分で言えば平民。地球の会社で言うとこの平社員なんです。そんな平社員が社長令嬢と結婚したような話なんですから」
雅「逆玉って事か!?」
嵐「まぁ、婿入りしたって事だけ考えたらそうなんすけどね」
遥「元から依頼で稼いでて貴族と同等の資産は持ってたから逆玉って言うかどうか(笑)」
雅「そんなに持ってんのかよアイツ…」
遥「太陽くんや嵐くんが受ける依頼の報酬は、最低でも500万は確実ですからね。それを毎週のように受けてれば嫌でも億単位は軽く稼げますよ(笑)」
雅「嵐坊もそんなに稼いでんの?」
嵐「まぁ、数千億は。細かく数えた事はないっすけど」
雅「待て待て、桁が違うだろ。億単位は稼げるって聞いた後に数千億ってどういうこったい」
嵐「16、7の頃から基本は数百万~数千万、中には1発で億単位の報酬があって、それを20年以上続ければ嫌でも貯まりますよねーwww基本的に金使うタイプの人間じゃないんでwww」
雅「どんなヤバい仕事だよ」
嵐「命を懸けて国民の安全を守る仕事です」
遥「間違っちゃないけど嵐くんが言うと胡散臭いわね。本当は実戦の感覚を鈍らせない為に特訓の一環としてやってるだけだし」
嵐「うっせぇわwやる事やってんだから文句言うなwこれから溜まってもナニルに回すぞwww」
遥「止めて!?嵐と太陽は何してんだって凄く嫌味言われるんだから!」
嵐「なら胡散臭かろうと特訓の一環だろうと文句言うなw」
遥「はーい、ごめんなさーい」
雅「ちなみに俺がそのくらい稼げるようになるにはどのくらい掛かるんだ?」
嵐「んー…雅さん、喧嘩ってどのくらい強いっすか?」
雅「同年代とか少し上の奴には負けた事ねぇかな」
嵐「道具使います?」
雅「基本は素手喧嘩だな。多対戦なら使うけど」
嵐「そうなると俺と同じタイプか…。ぅーん………依頼を受けて稼ぐだけなら、3年くらいっすかね。生きる為だけの技術は、俺もそのくらいで身に付けたんで」
遥「でも生きる為だけの技術じゃ…」
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