~帰郷~

32/41
前へ
/731ページ
次へ
アル「でも嵐先生、どこで特訓するんですか?」 嵐「家のTRか、太陽の所の訓練室をTRに魔改造するか、ギルドの訓練室をTRに魔改造するかだな」 アル「サラッと言いますけど王城が普通に魔改造する場所の選択肢にあるのはどうなんですか?」 嵐「え、いまさらそんな事気にする?w」 アル「普通は気にしますよ!?」 遥「ここの事は気にしないの?」 アル「遥様は嵐先生の頼みなら喜んで場所を提供しそうなので」 遥「分かってるわね(笑)」 嵐「太陽も兄貴である雅さんの為なら喜んで場所を提供すると思うぞ?」 アル「場所の問題です!王城ですよ!?特訓の度に王城に行く僕の身にもなってくださいよ!」 クリナ「嵐はアルくんくらいの歳の時から、王城に遊びに行く感覚で先代の国王様に会われてたので大丈夫ですよ(笑)」 結愛「私なんて「パパの友達だぞー」って言って物心つく前から連れて行かれてたみたいだし、5歳の時に初めて太陽のおじさんが国王だって知ったんだから。それまで広い家に住んでるなーとか、そのくらいにしか思ってなかったし」 アル「結愛は嵐先生の子供だけど僕はただの友達だよ!?」 結愛「国王とただの友達なら大丈夫よ(笑)」 アル「違うよ!?嵐先生の子供である結愛と友達って話だよ!?」 結愛「知ってる(笑)」 アル「あんまりからかうと怒るよ!?」 結愛「ごめんごめん(笑)まぁ、アルの事を考えると王城の訓練室を魔改造っていうのは無しよね。やっぱりギルドの訓練室を魔改造かしら。家のTRはお父さん達が占領してるし」 嵐「家のTRは空間隔離して別の空間を作れば問題無いぞ。まぁ俺と太陽の戦闘に耐えれるだけの空間を作れる保証は無いけどw」 結愛「じゃあギルドの訓練室で決定ね。遥お姉ちゃん」 遥「分かった。第2訓練室を使って良いわよ。鍵はコレね」 嵐「あざす。んじゃサクサクッと魔改造しちゃうか」 そう言って訓練室の鍵を受け取り、嵐達は第2訓練室へと向かった。 第2訓練室 嵐「さて、どんな魔改造を施そうか」 クリナ「時間設定と重力、湿度に酸素はもちろんでしょ?それからフィールドと、防死のオンオフ、魔力封印も必要かな?」 嵐「生き残る為の特訓じゃなくて生きてく為の特訓だし魔力封印は大丈夫だろ。よっぽどの事が無きゃそんな状況には陥らないし」 クリナ「それフラグ!」 嵐「そんなん回収されても余裕でへし折ったるわ!」 クリナ「フラグ強化してどうするの!?嵐の建てるフラグがどれだけの面倒事を招くか分かってる!?それを更に強化するなんて!」 嵐「…やべっ、否定できなくて泣きそう」
/731ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5224人が本棚に入れています
本棚に追加