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雅「ハハッ(笑)そりゃ心強いな(笑)」
遥「それに、雅さんの事を大好きなのは太陽くんだけじゃなくて嵐くんもでしょうから、きっと嵐くんもそれに協力してくれますよ(笑)」
結愛「だね(笑)さて、そろそろ休憩は終わりにして、また徹底的に基礎体力を叩き込みますか!」
雅「ぉうよ!やってやんよ!」
アル「あのー、やる気のとこ申し訳ないんですけど、僕ちょっと外して大丈夫ですか?」
結愛「あ、ミルティさんとの特訓があるんだっけ」
アル「 ぅ、ぅん。途中なのにごめんね」
結愛「まぁアルにはアルの特訓があるし仕方ないわね。それに今は基礎だけだから私だけでも大丈夫よ」
アル「ありがとう。じゃあまたね。雅さんと遥さんもまた」
遥「良いお年をー」
雅「こっちってそんな季節!?つーかその風習あんの!?」
遥「風習はありますけど、時期的にはもうちょっと先ですね(笑)」
雅「風習はあるのか」
遥と雅が日本の風習について話が盛り上がる中、アルは2人に一言言ってから訓練室を出ていった。
そして遥は仕事に戻り、雅は特訓を再開した。
数時間後、
雅「ふぅ…目標の10分以内に訓練室100周全力疾走、腕立て伏せ、腹筋、背筋、スクワット、各150回完了だぜ!」
結愛「じゃあ次は重力2倍で同じ事が出来るようになるまでやりましょうか」
雅「重力倍ってどんな感じなんだ?」
結愛「体重が倍になる感じですね」
雅「体重が倍ってなると、120キロくらい……120キロで同じ事やんの!?」
結愛「そうです。とは言ってもかなりのペースで鍛えましたし、今日はここまでにしますか。しっかりと休息を取るのも特訓ですしね。というわけで、重力倍での特訓は明日からにしましょう。それと、今日からコレを身に付けて生活してもらいます」
そう言って結愛はボックスから4つのバンドを取り出して雅に渡す。
結愛「これを手首と足首に付けてください」
雅はバンドを結愛の手から受け取ると、腰が少しだけ曲がる。
雅「重っ!?」
結愛「あ、1つ10キロで計40キロあります(笑)」
雅「これ付けて生活すんの!?」
結愛「え、たかが40キロで弱音吐いちゃうんですか?」
雅「弱音とかじゃなくて1つ10キロだぞ!?歩くだけで一苦労だろ!」
結愛「慣れますよ。お父さんや太陽のおじさんは1つトンの単位で付けてますし、私だって1つ150キロ、計600キロで生活してますから。まぁ、魔力で多少は筋力も上がってますし、10キロくらいならそこまで大した負担は掛からないと思いますよ?余裕そうならもう少し重くしますけど」
そう言われ、「マジかよ…」とボヤきながら、とりあえずバンドを手首と足首に付ける。
雅「…あれ、思ったよりも重くない」
結愛「ね?じゃあ今日はそれを付けて生活してもらって、また明日、頑張りましょう」
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