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とある空間
そこでは葵が得た情報をランに話していた。
葵「アイツが…雅がリスクラに居る」
ラン「みやびって?」
葵「太陽の実兄だ」
ラン「ふーん。じゃあ僕達の奪うべき物が増えたんだね。そしてアイツらは失う物が増えた」
葵「あぁ。可哀想にな…」
ラン「自ら失う物を増やすなんて愚かにも程があるよ」
2人は同情するような口調で話をするが、その口元は緩んでおり、楽しそうに笑う。
葵「さて、計画は順調だな?」
ラン「ぅん、僕の方は大丈夫。後は君の準備が終わればいつでも」
葵「そうか。なら俺は俺の準備を進める。次に俺達が会うのはおそらく行動を起こす時だ。それまで大人しくしとけよ」
ラン「分かった。もうだいぶ使えるようになったし、空間魔法の練習も控えるよ」
葵「そうしてくれ。じゃあ俺は行く」
そう言って葵はどこかへ行き、残されたランは一息吐いた。
ラン「ハァー……もうすぐ、もう少しでアイツの…アイツらの全てを奪えるんだ…ハハ…アハハハハハハハハハハハハッ!!!待ってろ…!必ず僕と同じ気持ちを味あわせてやるからな!!!」
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