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太陽「でしょ?というわけでまずは戦闘しながら魔法を使う練習から始めようか。結愛ちゃん、お兄ちゃんと鬼ごっこして遊んであげてくれる?お兄ちゃんが鬼で」
結愛「分かりました!」
太陽「じゃあお兄ちゃんは頑張って結愛ちゃんを追っかけて魔法を結愛ちゃんに当ててね。もちろん初級の玉系魔法だけね」
雅「さっきの太陽を見る限り大丈夫な気はするけど、まだ手加減とか出来ないけど大丈夫なんか?」
結愛「本気で当てに来て大丈夫ですよ。もし当たりそうでも対処出来ると思うので」
太陽「もし結愛ちゃんが対処しきれずに怪我でもさせたら嵐に殺されるだけだから(笑)」
雅「全然大丈夫じゃなくね!?死なない為の特訓なのに何で怪我させたら殺されんの!?」
太陽「冗談冗談(笑)もし結愛ちゃんが対処しきれずに怪我したら、その時はもちろん僕が治すよ。まぁ、当たればの話だけどね?」
雅「うわー、腹立つ言い方すんなー」
太陽「小さい時から嵐と特訓して実戦経験もある結愛ちゃんと、魔法を使えるようになったばかりで実戦経験の無いのお兄ちゃん、結果は言うまでも無いでしょ」
雅「事実だけどそこまでハッキリ言われっとめちゃくちゃ凹むわ…」
太陽「凹んでる暇があったらさっさと動く!時間は限られてるんだから!」
雅「そーだな。お前も暇じゃないもんな。…っし!行くぜ結愛ちゃん!」
結愛「いつでもどうぞ!」
雅「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!」ババババババババババババッ!
結愛「数だけでゴリ押ししても無駄ですよ!」シュッ!ササササッ!シュッ!シュッ!
雅が手のひらから光玉を数十個放つが、結愛はそれを難なく避ける。
太陽「弾幕でゴリ押しするのは良いけど、考えて使わないと、魔力コントロールはまだまだ下手なんだし、初級魔法でも直ぐに魔力切れになるからねー。もし魔力が無くなっても当たんなかったら特訓は1週間休みにするからー」
結愛「太陽のおじさん!さっきから自分のお兄さんだからって甘やかしてないですか!?」
太陽「僕は基本的にこんな感じだよ?嵐はほとんど何も言わないから僕が甘く見えるだけじゃない?まぁ、結愛ちゃんに対しては嵐の鍛え方があるし、何かを求められなければ口出ししないけど」
結愛「確かにアルの時もさらっと言ってるような…」
太陽「でしょ?さ、頑張ってお兄ちゃんから逃げて」
雅(今の会話的に太陽が俺に何かアドバイスをくれたっぽいけど全然わかんねー…。考えて使わないと魔力切れになる、だろ?他人より魔力の量が多いからって調子に乗るなってのもあるだろうけど、それだけじゃないだろうし…)
太陽と結愛の会話から、太陽が自分に何かアドバイスをくれたと察して、太陽の言葉を思い出すが、どういう事なのかまでは分からず、結愛の動きを見ながら魔法を放つ雅。
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