~休息~

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それからTR内で数週間が経った。 雅「ゥオラァアァァッ!」 結愛「ハァアァァッ!」 太陽「5割の結愛ちゃんと張り合えるくらいにはなったし、そろそろ良いかな。お二人さーん、ちょっと休憩がてらお話がありまーす」 結愛、雅「はい!」 太陽が休憩と言うと、2人は模擬戦を直ぐにやめて太陽の前に正座をする。 なぜ正座なのかと言うと、数日前にアドバイスついでに休憩しようと思って、休憩しようと言った太陽の言葉を無視して模擬戦を続けた結果、教えてる立場の太陽は「僕の言う事が聞けないなら死ぬまで勝手にやれば?」と少し怒って殺気を当てたという事があったためである。 太陽「正座までしなくても(笑)まぁそれは良いとして、5割の結愛ちゃんと張り合えるくらいに強くなったお兄ちゃんに朗報だよ」 雅「なに!?」 太陽「少しは強くなったし、魔力の扱いもかなり上達したし、そろそろ本格的な特訓をしていこうと思うんだ。その為にはこれまでみたいな体術と魔法メインの鍛え方だけじゃなくて、武器を使った戦い方も覚えていかないといけない」 雅「ふむふむ」 太陽「というわけで魔武器を作りたいと思います」 雅「まぶきって何ぞ?」 太陽「特殊な石に魔力を流すと自分に合った形の武器が精製されて、自分しか使えない自分専用の特殊能力着きの武器」 雅「特殊能力ってめっちゃ強そう!」 太陽「強いかどうかは使い手次第だし、どんな能力になるかは精製してからじゃないと分からないよ」 結愛「ちなみに私は刀と袴が魔武器なんですけど、刀は絶対切断、袴は上級魔法までの魔法反射ですね」 雅「え、なにそのバチクソ強そうな能力」 太陽「僕は西洋剣で、能力は切断対象の選択だよ」 雅「切れる物を指定出来るって事か?何か微妙って言うか、面倒じゃね?指定しなきゃ切れないんだろ?」 太陽「言っとくけど使い方次第では結愛ちゃんの絶対切断より優れてるよ?指定しなきゃ切れないけど指定しちゃえば何でも切れるんだから」 雅「何でもって、1番ヤバい物で何切れんの?」 少し小馬鹿にしたような感じでそう聞くと、太陽はドヤ顔で言い放った。 太陽「魂」ドヤッ 雅「反則じゃねぇか!」 結愛「ちなみに私の絶対切断はそこに存在する物なら何でも切れますけど、そこに無い物、それこそ魂なんてものは切れません」 雅「え、ヤバすぎね!?ちなみに嵐坊は!?アイツもクソ反則なバチクソ強い能力なのか!?」 太陽「嵐の能力こそクソチートで、攻略不可能な無理ゲーレベルのクソ能力だよ」 雅「そんなにヤバいの!?どんな能力なんだ!?」 太陽「能力を作る能力だよ」 雅「はぁ!?」 太陽「僕の切断対象の選択とか、結愛ちゃんの絶対切断、これからお兄ちゃんが作る魔武器の能力、何でもかんでも作れる能力」 雅「何それ、勝ち目ねぇじゃん」
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