〜実戦〜

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数十分後 太陽「皆お疲れ様。忙しい時に呼び出してごめんね」 フレイ「俺達は王族直下の4大貴族であり帝でもあるんだ、国王様からお呼びがかかればいつでも来るぜ?」 太陽「ありがとう」 アリナ「それで、緊急事態って何があったの?」 アリナが話を切り出すと、皆が真剣な表情になって嵐と太陽を見つめる。 嵐(ガキの頃は皆を巻き込めないとか色々と思う事もあったけど、頼もしくなったな…。今の皆なら大丈夫だよな) フウ「大丈夫…だよ…。安心して…任せて…」 嵐「勝手に心を読むなw」 フウ「めんご…(笑)」 ブラン「また昔みたく1人で抱え込んでるのか?」 ランポ「久々にお説教タイムいっとく?(笑)」 アリナ「出番みたいよ」 ミーネ「さぁどうぞ!」 クリナ「話をお聞きしましょうか?」 嵐「わ、分かってる!分かってるって!ちゃんと話すからw」 太陽「今回は嵐の方から力を貸してほしいって言ってきて皆を集めたからね。隠し事は一切しないはずだよ」 嵐(この野郎、フォローしながらも隠し事すんなって圧かけてきやがったw) 太陽「ね、嵐?」 嵐「今回の事は全員が知ってるんだ、元から隠し事をする気は無ぇよ。じゃあ話を始めるぞ。ある程度の事は国王である太陽に話したんだが…」 それから嵐は太陽に話した事をより細かく皆に話してどうすべきか意見を求めた。 嵐「……ってのが今の状況だ。どこから攻められるのかも分からないし、誰の中に居るのか、魔力探知で簡単に見つけられない事は無いが世界中の人間を調べるなんて時間がいくらあっても足りないから現実的に考えて不可能。そこで皆の意見を聞きたい。どうしたらいいと思う?」 ブラン「勇者擬きが原因で戦争が起こる可能性があるというのは世界中に知らせてあるし、報せを受けた国の何ヶ国かはセントと同盟を結んだ。その同盟国だけでもこちらが出向いて国中の人間を調べる事は出来ないのか?数はそれなりに多いが、世界中の人間を調べるよりは遥かに少ないはずだ」 嵐「1つの国は小さくとも数十キロ、大きくなると数百キロって範囲がある。それをセントの同盟国、全96ヶ国でやるには調べる側の人間が足らなすぎる。魔力探知の範囲はもちろんだが精度も関係してくるからな。間違えてアイツが憑依者だ!ってやっちまったらセントの信用は一瞬で地に落ちる」 フレイ「じゃあよ、どうすべきか、じゃなくて、何をすべきなのか、それを考えた方が良いんじゃねぇか?嵐の中では向こうの準備が整って攻められる前に攻め込みたいんだろ?」 嵐「あぁ」 フレイ「予想ではどのくらいなら猶予があると思ってるんだ?」 嵐「…1週間ってとこだな。俺とナニルが集めた情報から予想しただけだが、恐らくそのくらいだ。1週間過ぎたらいつ来るか予想できない」
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