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太陽「じゃあいつ攻め込む?」
嵐「同盟国の準備が整い次第すぐにでも」
太陽「5日…いや、3日で全ての同盟国に伝えて5日後に攻め込もう。早馬を出せば1番遠い国でも3日後には伝わる。事前に戦争が起こるかもしれないって言ってあるし、1日あれば準備は整うはずだよ。攻め込むにあたってセントに来てもらいたいけど、そこはゲートでお願いね」
嵐「あぁ、わかった。その事もちゃんと伝えとけよ?」
太陽「ぅん。それからセントで前線に出れる人を今から全員集めて。ナニル先輩はもちろんの事、スミニフ先輩とか前帝の人、勝也と彩乃、遥さんも」
嵐「雅さんはいいのか?直接ではないにしろ関わりはあると思うが」
太陽「お兄ちゃんは大丈夫。葵さんとの関わりはあってもこの世界の争いとは関係無いからね」
嵐「って事らしいっすけど、どうするっすか?」
嵐がそう言ってドアの方に顔を向けると、ガチャっとドアが開いてカヤと雅が顔を出す。
太陽「盗み聞きとは関心しないね」
雅「魔力探知の練習してたら転移防止結界をすり抜けて入って来る奴らが居て気になって来てみたら話声が聞こえて、その内容がな(苦笑)」
カヤ「私は部屋の前を通りかかったら雅様がドアに耳を当てていたので…」
太陽「辺りを気にして防音結界とか張らなかった僕も悪いし別にいいけどさ。話を聞いてたなら僕の言いたい事は分かるよね?」
カヤ「もちろんですわ。私はもう王族とは関係ありません。現国王である太陽様が関係無いと仰るのであれば私は何も聞いていませんわ」
雅「俺の力じゃお前達の足を引っ張るだけだしな。葵に別れの挨拶くらいしときたかったけど今の俺じゃあな」
太陽「分かってるなら良いよ。僕達はこれから忙しくなるから特訓もしばらくは結愛ちゃんと2人かアルくんと3人でしてね」
雅「あぁ、分かった。じゃあ部外者の俺は先に休ませてもらうわ」
太陽「ぅん。今日のところは夕飯までに話も落ち着くと思うから」
雅「へーい。んじゃまた後でなー」
そして雅とカヤは部屋を出て行き、太陽達は全帝であるナニルや前帝、他の実力者達に連絡をして謁見の間に集めた。
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