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それから皆で少し休憩して嵐が結愛をゲートで呼んだ。
結愛「急にどうしたの?」
嵐「特訓の成果を見せてちょ」
結愛「見せても何も、一緒に特訓してたじゃん。それとも太陽のおじさん達の前で……何で闇帝のローブを着たフレイさんが居るの?」
皆の前で成果を見せろと言ってると思い周りを見渡すと、黒いローブを着たフレイの所で視線が止まった。
フレイ「俺相手に特訓の成果を見せてくれ。ローブ着てるんだから意味は分かるよな?」
結愛「事が落ち着いたら挑んでみるってお父さんに言っといたんですけど…」
フレイ「まぁそう言うなって。久々におじさんと遊ぼうぜ?」
結愛「明日があるのに何で今日なんですか。私は参戦できないんで全然大丈夫ですけど、フレイさんはそうもいかないですよね?」
フレイ「細かい事は気にすんなって(笑)大丈夫ならやろうぜ!」
結愛「はぁ…分かりました。お願いします」
結愛が承諾したところで太陽が細かいルール説明をはじめる。
太陽「じゃあ今更だけどルール説明ね。お互いに全力で戦う事。殺しと使い魔いがいは何でもありで、実戦形式。以上!」
フレイ「よっしゃ、やるか!」
結愛「やるからには本気で勝ちにいきますよ!」
嵐「愛娘の試験だし、俺が審判をやってやんよw両者構え!」
フレイ、結愛「よろしくお願いします!!!」ブワッ!
嵐が一歩前に出ていつものヘラっとした態度から真剣な表情で言うと普段から声の大きいフレイが更に大きな声で礼をし、結愛もそんなフレイに負けないくらい気合いの入った声で礼をして魔武器を呼び、魔装をして構える。
嵐「フレイは代役だけど帝の名に恥じぬように!結愛は結愛の全てをぶつけてやれ!試合開始!」
バゴオォオォォォッ!
それぞれに一言声を掛けて試合開始を宣言すると、2人は同時に地を蹴り激しく衝突する。
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