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結愛(ネタばらしはしたし、重力属性に対して警戒するはず。けど化け物みたいなスタミナを持つフレイさん相手に集中力を使わせればスタミナの前に痺れを切らして一気に攻められる。そうなったら勝ち目は無し...。つまり私が勝つには、フレイさんが痺れを切らす前に決めなきゃならない)
フレイ「どうした?来ないならこっちから行くぜ?」
結愛「勝つための作戦を練る時間くらいくださいよー」
フレイ「んな事を本気で言ってんなら一瞬で終わらすぞ」
結愛「冗談ですよ(笑)スゥ…いきます!」ダッ!
フレイ「かかって来いや!」ダッ!
キンッ!
ボッ!
集中力を高めた結愛は力強く地を蹴り、刀を振りかぶる。
そしてフレイは重力属性を警戒して結愛の一撃を受け止めずに受け流し、魔武器から炎を噴射して方向転換しながら結愛に切りかかる。
結愛「見飽きた手ですね!」
しかし結愛は今まで何度も見てきた炎の噴射による方向転換を容易く見切り、後退してフレイの大剣をかわす。
フレイ「だよなー。やっぱ通じねぇよなー」
結愛「というか闇帝の試験なのに炎属性使ったらダメじゃないですか?」
フレイ「あ、そうだな。悪い悪いw」
(やべぇな、思わず炎属性を使っちまった…。いま結愛に言われなきゃ気づかずに本気になってたかもしんねぇ…)
嵐side
嵐、太陽「思ったより早い決着になりそうだな(だね)」
ランポ「なんで?まだ始まったばかりだし、お互い全力じゃなくない?」
ブラン「フレイが炎属性を使った…いや、使わされたと言うべきか?それが理由だろ?」
太陽「ぅん」
ランポ「それってフレイが思わず使っちゃっただけじゃないの?」
嵐「確かに"思わず"なのかもな。けどいくら代理とはいえ国が認めた、国を担う帝の1人がルールを忘れて思わずで他の属性を使うと思うか?炎属性は禁止なんてルールは無いが、あくまでも闇帝の試験だ」
ランポ「じゃ、じゃあフレイが焦ったってこと…?」
太陽「そういう事。試合はまだ序盤なのに炎属性を使わされるほどに焦ったから、早い決着になるかもって僕達は思ったんだ」
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