~新任教師~

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アル「………結愛!僕、さらっと神様と使い魔契約しちゃったよ!?」 結愛「私より凄いじゃない」 アル「どうしよう!僕なんかが神様と契約なんて!」 結愛「僕なんか、ってあんた…。もっと自分に自信を持ちなさいよ。アルにはそれだけの力があるって事なのよ?例え今は力が無くても、召喚される使い魔と同等以上の潜在能力があるって授業でも習ったでしょ?」 アル「そ、そうだけど…」 結愛「もっとシャキッとしなさい!ぶっ飛ばすわよ!」 アル「ご、ごめん!契約してくれたオーディンの名前を汚さないように、これからも頑張るよ!」 結愛「それでよし!」 結愛に喝を入れられ、これからも頑張ろうという気になった所で使い魔召喚の授業は終わって昼休みになった。 そして嵐は結愛の魔武器の能力の事を聞くため、クリナと結愛を連れて屋上に行きルシファーを呼び出した。 嵐「ルシファー」 ルシファー「ほーい」 クリナ「お久しぶりです、ルシファーさん」 ルシファー「よっ、クリナ。おひさ」 嵐「さっそくだが結愛の魔武器、無斬の能力について聞かせてくれるか?」 ルシファー「クリナに簡単な説明は大丈夫か?」 クリナ「はい。屋上に来るまでに嵐から聞きました」 ルシファー「おけ。シリアから、俺の手が回らなくなったりしたら嵐に連絡してくれって言われてたんだけど、幸也の魂が輪廻すっ飛ばしてこの世界に来て転生した」 嵐「ユウヤって誰?名前的に日本人か?とんでもない殺意を覚える名前なんだけど」 クリナ「何だかとても不快になる名前ですね。私も殺意すら覚えます」 結愛「2人がそこまで思うって、誰なの?」 ルシファー「あれだよ、あのー……ほら、お前達が学生の時に何かと突っかかってきた………そう!勇者擬き!勇者擬きだよ!」 嵐、クリナ「勇者擬き…?……あぁー!アイツか(あの人ですか)!」 結愛「擬きって何(笑)」 クリナ「綺麗事を吐くのが大好きで現実を見ずに、自分にとって都合のいい事しか信じない最低最悪の人の事よ。普段はそんな事を言わないお父さんですら、クズ呼ばわりする程に最低最悪だったわ」 嵐「誰かに対してクズって言ったのは、アイツが最初で最後だな」 結愛「お父さんがそこまで言うなんて、本当に酷い人だったのね」
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