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ブラン「ギルドでの仕事をしてなくても、ランクや二つ名はその人が死なない限り残るからな。だから太陽のギルドランクはいまだにZランクだし、創壊の騎士の名前も現役だ」
嵐「へー。もし指名の依頼が入ったら大変そうだな」
フレイ「Xランク以上の指名はそうそうに入る事ねぇからな。SSSランクまではよく指名もあるけど」
ブラン「そういう割にはアリナ指名の依頼がちょうど入ってるよな」
フレイ「ほんとにそれだよ!何だって急に湖の水が汚染されてるから綺麗にしてほしいなんて面倒な依頼が入るんだよ!」
嵐「それはあれか?鉄檻に入ってモンスターに襲われて泣き叫びながら一心不乱に浄化魔法を使う依頼か?www」
フレイ「はぁ?」
クリナ「それは駄女神!(笑)」
フレイ「あぁ、いつものあにめか…。って、それよりもさっきの話だよ。勇者擬きが逆上したりしたらどうすんの?つーか何があったわけ?何で今さらアイツが絡んでくんの?」
フレイが改めて何があったのか説明を求めると、嵐は仕方ないと思って簡単に説明した。
嵐「皆が覚えてるか分かんねぇけど、アイツを地球に帰す時、こっちで言うギルド員にパクられたら面白そうって理由で、魔神と魔神に手を貸した俺を倒して世界を救った英雄って事にして帰したな?」
フレイ「あぁ」
ブラン「あれだけ生き生きしてたからな、よく覚えてる」
嵐「んで、地球に帰った後、俺が望んだ通りアイツはギルド員にパクられた。それを何と、俺がアイツを殺さなかったからこんな事になったと、逆恨みをしました」
ランポ「相変わらず自己中だね」
フウ「ウザ…」
嵐「そして俺が原因で自分の大切なモノを全て奪われたから、俺の大切なモノも全て奪ってやると復讐を誓って死に、その復讐心だけを力に魔力を解放して、地球からリスクラへの空間を無理やり繋げて転生してきました。これがだいたいの話だ」
ルシファー「そんでもって、昔に力をそのままに転生した勇者擬きは、魔神と同等の敵だと世界に認識されて、その敵を討つ為に、結愛が絶対切断の能力を持つ魔武器を精製して勇者になりました」
クリナ「それを嵐は、俺の不始末だと言って1人で問題を片付けようとしてるんです」
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