~魔眼野郎!~

3/13
前へ
/732ページ
次へ
嵐「そういや、3年の長期休暇にはとんでもない事があったな」 太陽「戦争が終わって、国の復興と生徒会の仕事でやる事がいっぱいになってた時のアレ?」 嵐「そうそう、アレ」 クリナ「何かあったんですか?」 嵐「異世界からの来客って言うか侵略って言うか」 太陽「どっちとも取れるよね」 フウ「何が……あったの…?」 嵐、太陽「俺(嵐)がこの世から消されそうになって、世界が滅亡する所だった」 皆「はい!?」 嵐「あれは確か、1億と2000年ほど前の話……」 クリナ「3年生の長期休暇という事は20年くらい前だよね?」 嵐「少しは乗って!?」 クリナ「ん?(ニコリ)」 嵐「はい、20年くらい前の話です」 __________________ ________________ ______________ ____________ __________ ________ 数十年前。 魔神との戦争も終わり、復興もかなり進んで、無事に3年生に進級し、日常を満喫していた嵐達。 そして長期休暇になり、長期休暇明けにある魔闘祭関連の書類や、他の書類を生徒会長である嵐と、副会長である太陽が片付けてた時の事。 太陽「らーん、こっちは終わったよー」 嵐「ぅーい。こっちはコレ終わったら、後は魔闘祭に出場する生徒の選出だけだよん」 太陽「じゃあ僕が少しだけ見とくね」 嵐「頼むわー」 ペラ…ペラ… 『嵐くーん!』 嵐「ぬおっ!?」ガタッ! 太陽「なに!?」ガタッ! 纏められた書類を捲る音だけが響く静かな生徒会室に、突如として響く大きな声に、2人は思わず座っていた椅子から転げ落ちる。 嵐、太陽「痛てて…」 『ご、ごめんね?』 嵐「その声、シリアか?何だよ急に」 シリア『大丈夫?』 嵐「あぁ、驚いて転けただけだしな」 太陽「僕も大丈夫です」 嵐「それよりどうした?何か急用か?」 シリア『あ、そうだ!今すぐ戦える!?太陽くんが居るなら太陽くんも一緒に!』 嵐「はぁ?w誰とw」 太陽「その慌てよう、何かヤバい雰囲気プンプンなんですけど」
/732ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5222人が本棚に入れています
本棚に追加