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嵐「そういや、3年の長期休暇にはとんでもない事があったな」
太陽「戦争が終わって、国の復興と生徒会の仕事でやる事がいっぱいになってた時のアレ?」
嵐「そうそう、アレ」
クリナ「何かあったんですか?」
嵐「異世界からの来客って言うか侵略って言うか」
太陽「どっちとも取れるよね」
フウ「何が……あったの…?」
嵐、太陽「俺(嵐)がこの世から消されそうになって、世界が滅亡する所だった」
皆「はい!?」
嵐「あれは確か、1億と2000年ほど前の話……」
クリナ「3年生の長期休暇という事は20年くらい前だよね?」
嵐「少しは乗って!?」
クリナ「ん?(ニコリ)」
嵐「はい、20年くらい前の話です」
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数十年前。
魔神との戦争も終わり、復興もかなり進んで、無事に3年生に進級し、日常を満喫していた嵐達。
そして長期休暇になり、長期休暇明けにある魔闘祭関連の書類や、他の書類を生徒会長である嵐と、副会長である太陽が片付けてた時の事。
太陽「らーん、こっちは終わったよー」
嵐「ぅーい。こっちはコレ終わったら、後は魔闘祭に出場する生徒の選出だけだよん」
太陽「じゃあ僕が少しだけ見とくね」
嵐「頼むわー」
ペラ…ペラ…
『嵐くーん!』
嵐「ぬおっ!?」ガタッ!
太陽「なに!?」ガタッ!
纏められた書類を捲る音だけが響く静かな生徒会室に、突如として響く大きな声に、2人は思わず座っていた椅子から転げ落ちる。
嵐、太陽「痛てて…」
『ご、ごめんね?』
嵐「その声、シリアか?何だよ急に」
シリア『大丈夫?』
嵐「あぁ、驚いて転けただけだしな」
太陽「僕も大丈夫です」
嵐「それよりどうした?何か急用か?」
シリア『あ、そうだ!今すぐ戦える!?太陽くんが居るなら太陽くんも一緒に!』
嵐「はぁ?w誰とw」
太陽「その慌てよう、何かヤバい雰囲気プンプンなんですけど」
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