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「久しぶりだね。エリーフィア・セレブレット嬢?」 「お久し振りですわ。クローディアス・フォン・ダークリード様。」 「僕との婚約を断られなくて良かったよ。」 「断れる訳がございませんわ。公爵家からの婚約を。」 「僕の一目惚れだったんだよ。」 「ダークリード様はご冗談がお上手なのですね。」 「冗談じゃないよ。僕を見て恐怖に染まった顔と瞳に僕は恋をした」 「・・・・・・・・・」 「君が逃げるから、追いかけたくなったし、イジワルしたくなった。僕がこんな気持ちになったのは、君が初めてだよ。」 今スグに婚約をなかった事にしたい。 こいつ ヤバい。色々とヤバい。 こんな奴と婚約なんかできるかっっっ!? 「君って、顔に出るよね。まぁ、いいけど。君に飲ませた毒、解毒出来たんだ。」 毒っ?! 「あれさぁ、相当強い毒なんだよ。だけど、解毒出来たんだ。君は、素質があるね」 「あっ……ありがとう……ございますわ……?」 「ふふふ。エリーフィアって、呼んでもいいかな? 僕の事は クローディアスって呼んでいいよ。」 「はい。どうぞ。クローディアス様。」 「ふふふ。ありがとう。エリーフィア。」
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