episode 1

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残念ながら未だ、私とわたしの完全な融合は、出来ていなく、 私は、クローディアス様を探すのですが、段々と知らない場所で1人という 幼いわたしにとっては、怖くてたまらない 状況に陥って 私たちは 家に帰りたくなったけど、 家がどこにあるのか わからなくなってしまって、 道の端で ウサギを抱いて座り込んで しまいました。 すると、わたしはウサギを抱き締めて 泣き始めました。 「えふぃーりあ、泣かないで。大丈夫。」 『でも…だって……怖いよ…』 「絶対に助けは来るし、制服を着た人に話しかければ 助けてくれる筈だよ。」 『もう…疲れたよぉ……お家に帰りたい……』 「お家に帰る為にもう少し頑張ろうね。」 「お嬢ちゃん ウサギさんと話してるのかい?」 いきなり お知らないオジサンから話しかけられた。 「オジサンもウサギさんと話してみたいなぁ。そうだ、お嬢ちゃん お腹空いていないかい? オジサンが奢ってあげよう」 「大丈夫です。知らない人とは、話すなって言われていますし、着いて行くなとも言われていますので。お気遣いありがとうございます。では、失礼します。」 貴族令嬢特有スキル 丁寧な受け答えをして、そのオジサンから離れようとしたけど、 「大丈夫だよ。お嬢ちゃん。おいで?」 と言われて、腕を掴まれて 暗い道に引っ張られた。 『嫌だっ! 離してっ! 離してっ!』 先にわたしが悲鳴をあげた。
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