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残念ながら未だ、私とわたしの完全な融合は、出来ていなく、
私は、クローディアス様を探すのですが、段々と知らない場所で1人という
幼いわたしにとっては、怖くてたまらない 状況に陥って
私たちは 家に帰りたくなったけど、
家がどこにあるのか わからなくなってしまって、
道の端で ウサギを抱いて座り込んで しまいました。
すると、わたしはウサギを抱き締めて 泣き始めました。
「えふぃーりあ、泣かないで。大丈夫。」
『でも…だって……怖いよ…』
「絶対に助けは来るし、制服を着た人に話しかければ 助けてくれる筈だよ。」
『もう…疲れたよぉ……お家に帰りたい……』
「お家に帰る為にもう少し頑張ろうね。」
「お嬢ちゃん ウサギさんと話してるのかい?」
いきなり お知らないオジサンから話しかけられた。
「オジサンもウサギさんと話してみたいなぁ。そうだ、お嬢ちゃん お腹空いていないかい? オジサンが奢ってあげよう」
「大丈夫です。知らない人とは、話すなって言われていますし、着いて行くなとも言われていますので。お気遣いありがとうございます。では、失礼します。」
貴族令嬢特有スキル 丁寧な受け答えをして、そのオジサンから離れようとしたけど、
「大丈夫だよ。お嬢ちゃん。おいで?」
と言われて、腕を掴まれて 暗い道に引っ張られた。
『嫌だっ! 離してっ! 離してっ!』
先にわたしが悲鳴をあげた。
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