第5章 地獄の始まりを探して

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涼花は高校を卒業後、服飾デザインの専門学校でデザインの勉強をし、卒業と共にあるデザイナーの元で修業を始めた。 その後、日本を代表する有名デザイナーの岡田美玲と知り合い、美玲の会社に入ることが出来て、そこで今の自分の礎を築くことが出来たのである。 美玲の会社では、優秀な社員を所属の専属デザイナーとして扱い、専用のラインという子会社のようなグループを作っていた。 涼花は早くに、その素質を美玲に見抜かれて、若くしてラインを持たされたのである。 もちろんデザイナーを目指している、うだつの上がらない古株の先輩社員たちからは、かなり嫉まれて、妨害やパワハラを受けたけれど、一度死線を潜り抜けている涼花にとっては、そんなものは大したことではなかった。 すぐに涼花の作る服は世間に認められ、涼花は美玲から独立して、RYOKAブランドを立ち上げて今に至っている。
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