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自分が上になって、ほとんどレイプのようなセックスを満喫した涼花が、大満足でパジャマを着たとき、ノックもなしでドアが開いて、次男の陸斗が入って来る。
「なっ、ちょっと、陸斗!」
危うく夫婦の営みを、息子に見られるところだったと慌てた。
「な、何だよ。急に入ってくるんじゃないよ」
「母ちゃん大変だ!」
「大変? 大変って何が?」
「これだよ、これ」
「これ?」
眉を曲げる涼花に、陸斗が自分のスマートフォンを見せる。
「こ、これ……」
「どうした?」
俊明も息子のスマートフォンを覗き込んだ。
そこには二度と見たくないあの画面が……。
「これ、何で?」
涼花が叫んだ。
「マジかよ? ウソだろ……」
俊明も唖然とした。
一気に25年前の記憶が甦る。
「何でこんなものが来たのよ?」
「知らねぇよ」
母に問い詰められて、陸斗は首を振った。
こっちがそれを聞きたくてここに来たのだ。
「しかし……何で今更……」
首を捻る夫の顔を見ていた涼花は、もう一度スマートフォンを見ると、次へのボタンをタップした。
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