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因みにどちらの道を通っても行き止まりで行き止まりの壁の中に隠されたボタンを探し出し、それを押した上で第2階層の入口に戻るとそこから第3階層への階段と守護者のアイアンゴーレムがいる部屋に転移させられる仕組みよ、押すボタンは左右どちらかのボタンで構わないし、勿論両方のボタンを押しても大丈夫よ、アイアンゴーレムのいる部屋に転移させられたらそれを倒さない限り戻れないわ」
「……苦労して進んだ挙げ句が行き止まり、ボタンを探し出して押しても何も起こらず、傷心で帰ろうとしたらボス部屋に強制転移された上に強制戦闘……トラウマになりそうな階層だな」
アイリスの説明を聞いたミリアリアは半ば呆れながら感想を述べ、アイリスは満足気に頷いた後に第3階層以降の説明を続けた。
第3階層はフロア全体が木々を生やした密林となっており鎌が毒刃の巨大蟷螂のポイズンマンティスや巨大な毒蜂グロスヴェスパ、毒鱗粉を撒き散らすポイズンモスと言った毒虫のモンスターと飲むと毒に侵されてしまう毒泉が至る所に存在する毒に満ちた密林となっている、宝箱は全部で12個存在するがその全てがミミックであり、しかもミミックまで毒牙や毒魔法を備えていると言う徹底ぶりである。
毒に侵されながら進んだ末に漸く到着する第4階層への階段は巨大な百足、鬼百足と巨大な蠍、グロススコルピオンによって守備されており、更に戦闘エリアが特に区切られていない為にそれらと戦っている最中にもポイズンマンティス等の襲撃を間断無く受ける事となっている。
そうして進んだ末に到着した第4階層は道程自体は一本道であるがその両側には無数の鎧が鎮座しており、その鎧は侵入者が進む度にリビングメイルと化して消耗した侵入者に襲いかかる事となる、大量のリビングメイルを排除した侵入者達が第5階層に続く階段の所に到着すると階段を守護するデュラハンと10体のリビングメイルの迎撃を受ける事となる。
リビングメイルは攻撃を受けて倒されても直ぐにデュラハンの魔力によって復活してしまい、侵入者は倒しても倒しても復活するリビングメイルの妨害を排除しつつデュラハンを倒す事を強いられてしまうのだ。
そうして漸く到着した第5階層、そこを訪れた侵入者は死霊騎士、アイアンゴーレム、鬼百足&グロススコルピオン、デュラハン&リビングメイル×10と言うこれまで戦った階層の守護モンスターが待ち受ける部屋を突破して行き、
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