第1章 真面目

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鮫島結太。高2。俺は外見からじゃ見えないが成績は優秀で学年トップ。そして生徒会長を務めている。つまり実は真面目なのだ。周りの同級生は俺に近づこうともしない。俺には友達がいない。 真面目、ヤンキー面が混じった俺は最高に近づきにくい奴なのだ。 だからいつも読書、勉強、読書、勉強という感じだ。正直、勉強と読書はあまり好きではない。俺だって友達一人二人くらいは欲しい。エリートってある意味結構つらい。何をすれば俺のイメージは変わるのか。 「鮫島くん、?だよね」 俺に話しかける奴!?おっ勇者だな。お顔を拝見っと。俺は話しかけた奴の容姿を見た。えっ、、、なんだろ言葉がでない。俺は赤面した。でも一応男だ。初めての感情に俺は混乱した。 「お、おう。そ、そっちは?」 「僕は河崎ハルタ」 か、可愛い。外見からだと気弱そうなイメージがあるが意外と強い。そういうの嫌いじゃない。 「ハルタくん?でいいかな」 「うん!宜しくね!鮫島くん!」 ハルタくんの顔がさっきより明るくなったような気がした。 「(やった!鮫島くんに近づけた、鮫島くんと話してみたかったし勇気をだしてよかった。好きな人に話しかけるってすっごい緊張するんだね)」
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