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一瞬フリーズした私に白崎さんは手を差し出した。 「ほら、あげる」 その手の中には絆創膏があった。いや、もう持ってるし。 「お、お気持ちは嬉しいですがお客様から物をいただくわけには…」 「なんで?絆創膏だよ?」 なんでってそういう決まりになってるんだし。なんならそれ貼ると私あなたとお揃いになっちゃいますけど?いいんですかそれ。
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