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「すみません」 ーいけない。仕事に集中しなきゃ。 「はい!いらっしゃいませー」 振り返ると、高校を卒業したくらいの黒髪の少年が立っていた。あらかっこいい、と思わず目を見開いたが、その少年の鼻には絆創膏が貼ってあった。 漫画じゃあるまいし、鼻に絆創膏?目立つ所に怪我をしたようだ。 「先程電話した白崎ですが」 「あぁ。ご用意できてます」
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